新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大を考慮し、本演劇公演を延期させていただくこととなりました。
急なご案内となりご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。(令和2年2月25日)
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2020年2月29日(土)2回公演
- 第1回公演15時開演(14時半受付開始)
- 第2回公演16時開演(15時半受付開始)
- お申込みは、2回公演のいずれかとさせていただきます。
- なお、両公演とも開場は開演直前となりますのでご了承ください。
- 16時公演の後、国文学研究資料館大会議室にてアフタートークあり。
- 国文学研究資料館閲覧室 1階( Google マップ)
- 無料/事前申し込み制(各公演につき定員先着25名)
国文学研究資料館(館長のロバート キャンベル氏)からお声かけ頂きました、文化庁の補助を受け実施する、古典籍(明治以前の日本の書籍の総称)とアートのコラボレーション プロジェクト『翻訳とパフォーマンスによる日本文学探索イニシアティブ』のパフォーマンス部門の発表です。これまで不定期に続けてきたワークショップを基に、パフォーミングアーツのトライアルとして短編を発表しようというものです。2018年春から江戸時代の大人向け絵本黄表紙の戯作者の第一人者とも言える山東京伝の作品を題材にああでもないこうでもないと、どうすれば演劇と黄表紙を繋げられるのかと実験をしてきました。それは全く結実することはないまま最終発表の時期を迎えてしまったわけですが、そこはなんとかこれまで獲得したものをかき集め、また非常に専門的な国文学研究資料館の閲覧室という異界を舞台に、留まることなく漂う作品にしていきたいと考えています。江戸時代の粋を極めた山東京伝と、彼に恋い焦がれる或る現代の女の幻想劇場。
長塚圭史
アフタートーク
第2回公演終了後、アフタートークを行います。
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- 長塚 圭史
- 入口 敦志(国文学研究資料館教授)
- 司会:有澤 知世(国文学研究資料館特任助教/古典インタプリタ)
- 国文学研究資料館閲覧室 2階 大会議室
長塚 圭史
(劇作家・演出家・俳優/ないじぇる芸術共創ラボ アーティスト・イン・レジデンス)
東京都生まれ。1996年「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成、作・演出・出演の三役を担う。2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年、読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。2008年、文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間ロンドンに留学。帰国後の2011年、ソロプロジェクト「葛河思潮社」を始動。近年の舞台作品に、新ユニット「新ロイヤル大衆舎」による『王将』(構成台本、演出、出演)、『かがみのかなたはたなかのなかに』(作、演出、出演)、『ハングマン』(演出)、阿佐ヶ谷スパイダース『MAKOTO』、『セールスマンの死』(演出)、こまつ座『イーハトーボの劇列車』(演出)、『アジアの女』(作)、阿佐ヶ谷スパイダース『桜姫〜燃焦旋律隊殺於焼跡〜』(作、演出、出演)、『常陸坊海尊』(演出)など。2019年度よりKAAT神奈川芸術劇場の芸術参与に就任。
入口 敦志
国文学研究資料館教授。江戸前期の学芸や出版文化を中心に研究している。著書に『武家権力と文学 柳営連歌、『帝鑑図説』』(2013年、ぺりかん社)、『漢字・カタカナ・ひらがな表記の思想』(2016年、平凡社)がある。